お米をおいしく艶やかにするこめ美人

 

海水から食塩を析出させた後の母液は「にがり」と呼ばれています。500年以上も前から能登半島で受け継がれている「揚げ浜式製塩法」の塩田で生まれたにがりは、工場で作られた透明なにがりと違って美しい琥珀色です。琥珀色のにがりは、里山から流れ込んだミネラルを含んだ美しい能登の海水で手塩にかけて作られた証の色です。

 

そして、そのにがりの主成分であるマグネシウムが炊飯時に効果を発揮し、お米の水分量を保ち、べたつかず、ふっくら艶があるご飯に仕上げてくれます。また、現代人に不足していると言われているマグネシウムを補うことができます。

 

栄養機能食品(マグネシウム)としての働き

こめ美人の主成分であるマグネシウムは、人間の骨や歯の形成に必要な栄養素です。また、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素でもあります。

 

お米がおいしく艶やかになる理由

お米には「ペクチン」という成分が含まれており、それが細胞壁を形成し、組織の硬度維持や水分補給などに役立っています。そして、マグネシウムがペクチンと結合することで、お米の細胞の働きを助け、うまみと水分をしっかり保つといわれています。

 

 

マグネシウムの豆知識♪

マグネシウムは、健康維持・増進に欠かせない必須・主要ミネラルの一つです。従来からスタミナ不足の解消・偏頭痛の予防、さらに便秘に効くなどといわれてきました。そして近年の研究では、体内の酵素をパワーアップさせ高血圧の予防につながることがわかり、心疾患が約30%・糖尿病は約40%もの割合で予防されることが実証されています。(※国立がん研究センター・国立循環器病センター調べ)
また、現代の日本人は食生活の欧米化により、昔と比べてマグネシウムの一日平均摂取量が男性で100mg、女性で50mgも不足しているといわれています。ストレスがかかることでもマグネシウムは体内からどんどん失われていくので、今のようなストレス社会ではより一層マグネシウム不足が懸念されています。

 

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