おむすびを通して、”人と人”、”人と地域”を繋げる。
そんな想いで活動を続ける 旅するお結び屋『むすんでひらいて』
2017年夏から全国各地を旅しておむすびワークショップをしているんだそう。
先日石川県で初開催されたおむすびワークショップに、Anteの揚げ浜塩を提供させていただきました。
揚げ浜塩の美味しさや作り手の情熱なんかをちょこっとだけ語らせていただきました(^▽^)/
【食べなくてよければ、幸せなのに】
旅するお結び屋『むすんでひらいて』代表の菅本香菜(すがもとかな)さん。
中学から高校にかけての6年間、人間関係に悩み拒食症を患い苦しんだ時代があったそうです。
身長158センチ、体重は23キロまで落ちて、入院生活を余儀なくされた時期も。
『食べなくてはいけないと分かっていても食べられない。家族や友人と食卓を囲むのが怖い。』そんな毎日。
朗らかな今の彼女からは想像もつきません。
人と一緒に食事をするのがつらかった菅本さん、高校の時に仲良くなった友達に救われます。
『その子は私が食べられなくても、食卓で一緒に過ごす時間を楽しんでくれました。』
久しぶりに「食卓を囲んでもいいんだ」と安心感を覚えたんだそう。
『その子との時間をもっと楽しくするために何ができるか考え始めてから、少しずつ食べられるようになりました。』
仲の良い友達ができて、当たり前に「ここにいていいんだ」と思えることで、だんだんと症状が良くなり、回復に向かい、熊本の大学に進学したそうです。
大学では狭い人間関係ではなく、多種多様な人との出会いがあり、今まで悩んでいたのはいったいなんだったの?というほどあっけなく拒食症は完治していったんだそう。
辛い経験を克服し、食の大切さを発信していく事を決意。今のような活動を続けています。
【おむすびを結ぶという何気ない時間】
おむすびワークショップ。
始めての体験に最初はぎこちない雰囲気・・・
おむすびを結んでいくなかで、最初は硬かった空気が柔らかくなり、参加者の皆さんに笑顔が広がります。
『おいしい~~』
『わぁあ、うまくにぎれな~~い』
あちらこちらから楽しい会話がこぼれます。
【ハードルは高くない方がいい】
『孤食』や『ながら食べ』。インスタントで済ませたり、ただの栄養補給として食をとらえる人も多い。
豊かな食生活が送れなくなってきている昨今。
“おにぎりを結ぶ”
だれもが出来る簡単な事から、『食の大切さ』や『食卓を囲む楽しさ』を共有できたらと菅本さんは考えます。
【石川県は食の宝箱】
おにぎりワークショップでは使用する食材も、その地域特有のもの。
石川県加賀市のつやつやのティール米に、Anteの奥能登揚げ浜塩。
シンプルな塩むずびだからこそ、”素材のぜいたくさ”が際立ちます。
『こんなに塩むすびをおいしく感じた事ない』そんな嬉しい言葉も!
金沢のこんかこんかや加賀市橋立の粉こんぶを具にして一層ぜいたくなおむすびに。
石川は恵まれた食の宝箱。おむすびを通してその事を再確認する方が大勢いらっしゃいました。
生産者の想いをおにぎりに乗せて消費者に伝える。
地元の食材に誇りを持つ。
おにぎりワークショップにはそんな魅力がつまっていました。
今回ワークショップの企画運営に携わったmusubi-結-石川まるごとツーリズムさん。
石川の食と人と文化を繋げる活動を続けていらっしゃいます。
Anteも揚げ浜塩を通して素敵な活動に携われた事を嬉しく思います。
スタッフHY
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